メタ・ミューラー型擬態の無能者 フォトグラフィック 2010年08月31日 変な感じがする。羽がない蝶が空を飛ぼうと羽ばたくとこんな気分だろうか。たしか柳美里さんの小説「タイル」に出てきた分裂的な描写がそんな話だった。近代芸術にはたしかにあった理想、意識を交わらせるリスクを負ってまでも実名有効な主体となる人間モデルに対して、メタ・病的で民主的感覚を持ち合わせてにないことが、「羽」を失ったように感じさせる。リベラルな芋虫くらいにはなれるかもしれない。[0回]PR