土から掘り起こされた生まれたままの姿。
「大きなものを感じると世界が広くなり、小さなものはぎゅっと心を鷲掴みにする」
カエルやカブトムシ、小生物をかっている、うつゆみこさんのブログこまごま日記2を読み出すきっかけとなった一言だ。
名作を読んだ後は今までの世の中とは違い、より世界を感じれるように視野が広がったり、ポケットに収まるものは自分の世界を保有するのにちょうどいい大きさだ。
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蛾やカエルの成長する日記をみていると、ずっと一緒にいなければ気がつかないような細かい変化を見せてくれる。
卵から芋虫が生まれ蛹になって蝶が羽ばたき出る…と知っていても実際に見てもいないことを一言で得てしまい、現在とは長幼の一時の姿とばかり捉えていた自分にはっと気づいいた。
毎日おこる変化よりも、空白の期間や振り返る過去をこれから埋め合わせようと考え続けてきた自分は何も見えてなかったのじゃないか。
昔のことを考え出すのをやめ、終わりなき過去を描くような絵もやめ、カイワレがすくすく背を伸ばしていくのを眺めている。
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