知り合いがClip Studio Paintから「デッサン鉛筆」が消えて困ってると連絡がきた。
…?。
初期ブラシに「デッサン鉛筆」なんてあっただろうか…。
探してみるといつの間にか増えていました。
早速「デッサン鉛筆」の中身の設定を拝見しました。
とても工夫に富んでますね。作った人の苦労がでております。
私が5年前に粗削りながら鉛筆っぽいブラシを作ってから改良を重ねたことがあって
こうした細やかな設定の作りこみを見ると、これ作るの大変だったろうなと感慨深くなります。
上の画像はコンセプトがリアルな鉛筆で作ったものと比べてみました。
初期ブラシもほんとうによくできていると思います。
「デッサン鉛筆」の「ブラシ先端」の素材と「厚さ」の2つの設定の仕方が目からうろこですね。
■Clip初期ブラシ「デッサン鉛筆」の【ブラシ先端】の設定
この上の、「ブラシ先端」の素材は粗らしいシルエットと、中央のしっとりと塗りつぶしたところが見事ですね。しかも3つもいれてる。少しブラシの動作が重たくなるのですが、
デッサンの細い線だからこそ気になりません。
こうした素材を、自作の「鉛筆v11.0」に使わせてもらいました。
バージョンが11になったところでついに完成です。
「デッサン鉛筆」と自作の「鉛筆v11.0」の比較の拡大です。
どちらもレイヤー1枚で描いております。
「デッサン鉛筆」はチャコールがはいった鉛筆のように少し荒いですね。
「鉛筆v11.0」の方はユニの鉛筆をそのまま目指したのでマニア向けといったところでしょうか。
下はダブルクロスハッチングをしたところです。
重なる所が一方では濃くなり、他方では同じ色に統一されてますよね。
実際に紙に鉛筆で描いても統一感はでるので、そのコピーがうまくいっている点と、
質感がちょうどいい感じにまとまっている点がポイントかなと思います。
どちらも達成できでいないのが。本当の鉛筆の先をピンピンに削ったときの描き心地です。
クリスタではちょっと再現できるきがしません。
[1回]
PR